【阪神ジュベイナルフィリーズ2017】予想~過去10年のデータ傾向と先週の結果報告
本日は阪神ジュベイナルフィリーズ2017の予想記事として、
過去10年のデータ分析を中心に書きていきます。
過去の優勝馬にはブエナビスタやウオッカなどの名牝が名を連ねるレースです。
また、出走馬の多くが今後のクラシック戦線で活躍することが多く、
非常に注目度の高いレースでもあります。
さっそく過去10年のデータから傾向を分析し予想していきましょう。
本題の阪神ジュベナイルフィリーズの予想に入る前に、先週の結果報告から。
まずは、土曜に行われたステーヤーズステークス。
データ予想班の結果は以下でした。
軸:アルバート(1着)
穴:カムフィー(8着)
アルバートは、この距離なら国内最強馬ですね。
少数頭でライバル不在、鞍上はムーア騎手ということで、逆らう余地はありませんでした。
馬券的に配当を考慮し、一昨年の2着馬カムフィーを穴で狙いましたが、さすがに8歳馬ということで上積みは無し。
これは納得の敗戦です。
3連単が830円では手の出しようがありません。
次は日曜に行われたチャンピオンズカップです。
データ予想班の予想は以下でした。
軸:サウンドトゥルー(11着)
穴:ゴールドドリーム(1着)
重賞を終えて何度も思ったことですが。
外国人騎手に逆らったらダメだな、と。
レースは1000m通過61.6秒で昨年に比べて1秒遅いスローペース。
上り3Fは12.0-11.8-12.4秒です。
この上りは逃げたコパノリッキーのタイム(36.3秒)とほぼ同じで、逃げた馬がこの脚を使ったら後続の馬は何もできません。
昨年のレースの上りは12.4-12.3-13.0秒ですからね。
それを差したゴールドドリームは、馬がすごいのか、騎手がすごいのか、その両方か。
終ってみれば、重賞3レースは全て外国人騎手の勝利。
これは今後しばらくは変わらない傾向でしょう。
外国人騎手のデータなど、今後のデータ分析対象にしたいと思います。
阪神ジュベナイルフィリーズ 過去10年のデータ傾向
人気別データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4-1-1-4 | 40.0% | 60.0% | 91 | 80 |
2番人気 | 1-2-1-6 | 10.0% | 40.0% | 46 | 69 |
3番人気 | 1-1-2-6 | 10.0% | 40.0% | 66 | 89 |
4番人気 | 1-1-2-6 | 10.0% | 40.0% | 68 | 115 |
5番人気 | 3-1-0-6 | 30.0% | 40.0% | 325 | 116 |
6番人気 | 0-0-1-9 | 0.0% | 10.0% | 0 | 30 |
7番人気 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
8番人気 | 0-2-2-6 | 0.0% | 40.0% | 0 | 202 |
9番人気 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
10番~ | 0-2-1-87 | 0.0% | 3.3% | 0 | 48 |
馬券圏内30頭のうち22頭が1~5番人気で上位優勢の傾向。
下位人気の馬券圏内もありますが、10番人気以下の複勝率3.3%ということで、大荒れはあまり期待できません。
現時点での上位人気10頭の予想オッズは以下です。
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | ロックディスタウン | 2.1 |
2 | ラッキーライラック | 3.8 |
3 | ベルーガ | 6.3 |
4 | コーディエライト | 9.2 |
5 | ソシアルクラブ | 11.3 |
6 | マウレア | 15.8 |
7 | リリーノーブル | 21.7 |
8 | トーセンブレス | 34.8 |
9 | サヤカチャン | 36.5 |
10 | サウンドキアラ | 45.4 |
※ネット競馬さん参照(12/4現在)
脚質別データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
先行 | 2-2-2-31 | 5.4% | 16.2% | 14 | 106 |
中団 | 7-5-6-61 | 8.9% | 22.8% | 65 | 60 |
後方 | 1-3-2-48 | 1.9% | 11.1% | 4 | 48 |
逃げ馬の馬券圏内はゼロ、差し馬(中団)が最多の7勝です。
追込み(後方)で勝利したのはブエナビスタのみで、
2016年 リスグラシュー 2着
2013年 ハープスター 2着
など、追込み一気で勝ち切るのは至難の業です。
先行馬の複勝回収率が高いことから、穴は先行馬からチョイスする戦略は有効ではないでしょうか。
キャリア別データ
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1戦 | 1-1-2-12 | 6.3% | 25.0% | 42 | 158 |
2戦 | 5-1-2-23 | 16.1% | 25.8% | 94 | 57 |
3戦 | 4-3-3-56 | 6.1% | 15.2% | 35 | 30 |
4戦 | 0-4-2-30 | 0.0% | 16.7% | 0 | 127 |
5戦 | 0-1-1-14 | 0.0% | 12.5% | 0 | 29 |
6戦 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
7戦 | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
8戦 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
複勝率が最も高いのはキャリア1~2戦馬です。
概ね、キャリア数が増えていくと好走率も下がる傾向ですね。
上位人気馬のキャリア数は以下です。
ロックディスタウン 2戦
ラッキーライラック 2戦
ベルーガ 2戦
コーディエライト 4戦
ソシアルクラブ 1戦
マウレア 2戦
前走距離別データ
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1200m | 0-0-0-18 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
1400m | 2-4-6-68 | 2.5% | 15.0% | 22 | 75 |
1600m | 5-6-4-54 | 7.2% | 21.7% | 25 | 66 |
1800m | 3-0-0-9 | 25.0% | 25.0% | 200 | 60 |
2000m | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
基本的には距離短縮OKで、距離延長はNGです。
特に前走がファンタジーステークス組には注意で、
【1-2-3-37】で単勝回収率18% 複勝回収率39%です。
やはり狙い目はアルテミスステークスをはじめとする前走1600mでしょう。
今回のメンバーで、アルテミスステークス組は
サヤカチャン(2着)
トーセンブレス(6着)
ラッキーライラック(1着)
ラテュロス(3着)
の4頭が該当します。
前走着順別データ
前着順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 7-6-5-77 | 7.4% | 18.9% | 44 | 82 |
前走2着 | 3-2-3-12 | 15.0% | 40.0% | 86 | 89 |
前走3着 | 0-1-1-6 | 0.0% | 25.0% | 0 | 71 |
前走4着 | 0-0-1-12 | 0.0% | 7.7% | 0 | 56 |
前走5着 | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 0 | 46 |
前走6~9着 | 0-0-0-20 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
前走10着~ | 0-0-0-14 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
このデータで注目すべき点は2つあります。
1つ目は単純に前走1着馬が7勝している点で、これは何ら不思議はありません。
前走の着順を素直に信頼してもよいということ。
前走6着以下は馬券圏内ゼロで厳しい傾向です。
2つ目は前走1着と2着の差です。
確かに前走1着馬の方が多く馬券に絡んでいるのですが、好走率で見れは明らかに前走2着の方が高い。
つまり前走1着馬は過大評価され、前走2着は過小評価されていると言えます。
阪神ジュベナイルフィリース 過去データまとめ
以上、過去10年のデータ傾向の分析でした。
まとめると、
◆上位人気馬が優勢(上位拮抗)
◆差し馬の好走率が高い
◆キャリア1~2戦の馬の好走率が高い
◆前走1600m、距離短縮が有利
◆前走2着馬はやや過小評価されている
といったところでしょう。
現時点でのデータ予想班が注目する馬はランキングで記載してあります。
この馬 → 人気ブログランキングへ
前走は馬群に揉まれながらの差し切り勝ち。
道中、他馬と接触する場面も見られましたが、勝負根性はいいものを持っています。
ペース的には着差のつきにくい展開でしたが、最後のキレは重賞でも通用する印象です。
データ予想班
最新記事 by データ予想班 (全て見る)
- 【ホープフルステークス2017】予想~過去10年のデータ分析 - 2017年12月25日
- 【有馬記念2017】予想~過去10年のデータ分析 - 2017年12月19日
- 【ターコイズステークス2017】予想~枠番データから分かる穴馬の共通点とは? - 2017年12月15日